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社団法人
埼玉中央青年会議所

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TEL 048-647-3315
FAX 048-647-3316


理事長メッセージ

2010年所信

基本理念
感動発信

基本方針
地域で進める心豊かな青少年育成

スローガン
感動発信〜今こそ行動しよう、愛するまちの夢溢れる未来のために〜

 

理事長 野崎博行


はじめに

1996年この地域に同じ志を持った青年達により「明るい豊かな社会」を目指す青年会議所運動の扉が新たに開かれました。そしてその意志は常に未来に向けて熱き情熱を注ぎ込み続け、社団法人埼玉中央青年会議所は創立15周年という節目を迎えます。この節目の年に私達は先人が築き上げてきたものを礎とし、この地域の未来を見据え新しい考えや価値を見出し発展させなければなりません。

 

積極的変化を創り出し、地域社会の発展に寄与する団体として、この地域が主体的市民によるまちづくりが実践される「誰もが憧れ、誇れる、躍動都市」に変革できるように進むべき道を明確にする必要があります。そして、地域にとってより一層、効果的かつ感動的で有益な運動を行えるように、未来を見据えた具体的なアクションプランを導き出し、その実現に向けて運動を展開し、私達の手で明るい未来を創っていかなければなりません。

 

私達は、常に感動を地域に発信し続けなければならないと考えます。なぜなら感動は人を動かす最大の原動力となるからです。その中でも体験から得られる感動こそ最大の感動と呼べるのではないでしょうか。なぜなら、体験するということは、人の感性のすべてを刺激するものであるからです。体験が感動を呼び、それが人の輪、運動の輪を広げます。そしてそれがまた新しい体験と感動の輪を呼び、その中でこそ、まちが変わってゆく原動力が生まれてくるのです。その為には常に動きのある発信の流れを創っていかなければなりません。この流れを「感動発信」と称して、本年度の運動の根幹をなす基本理念として、全ての運動・活動を行っていきます。

 

地域で進める心豊かな青少年育成

子ども達は親から学び、人としてのあるべき姿や生き様を感じて育つのです。その眼差しは自分の親だけでなく、全ての大人達に注がれています。「子どもは大人の背中を見て育つ」という言葉があります。つまり、子ども達を育成するのはすべて私達大人なのです。そして、無限の可能性を秘めた子ども達が未来に大きな夢を描き成長する為には、私達大人が、自らの未来に夢や希望を語れなければなりません。また、子どもの教育は親子間だけでなく、様々な人々との交流していく中で「人は一人だけでは生きていけないこと」に気付くことによって、他者を思いやる心や道徳心、豊かな感性が養われると考えます。私達が創造すべき豊かな未来にとって、他者を思いやり心の豊かな子ども達で溢れることこそが青少年育成であると考え、子ども達の可能性を広げる為に積極的に行動していくことが今必要なのです。

 

子ども達の健全な成長のためには、良き道標になるために大人が学ばなくてはいけません。これが青少年教育の原点であり、最も大切なことです。青少年育成には理屈や理論で伝えるものではなく、私達大人の行動一つひとつが子ども達にとって非常に大切であるということを認識することから始まります。そして元気溢れる子ども達が輝ける社会を創っていくために、地域で子どもを育てていくのだという意識を、地域市民全体に普及させます。「大人が変われば子どもも変わる」という気概を持ち、子ども達が真っ直ぐ成長していけるような環境を我々の手で創ります。

 

青少年育成とは、他人を思いやり尊重し、お互いに助け合うことができ、夢や希望に溢れる子ども達を育てることです。自然や実体験の中で、仲間同士や大人達との触れ合いの中から学び得た感動によりそれが成長につながります。また、そこから得た感動をお互いに発信しあうことで更なる成長へとつながります。地域の将来を担う地域の宝とも言える子どもの育成は、まちづくりの原点と考え、子ども達に感動を発信していく運動を行っていきます。

 

魅力溢れる明るいまちづくり

私達はさいたま市・上尾市・伊奈町の2市1町を活動エリアとして、148万人の未来を真剣に考え、地域市民が郷土愛を育み、このまちに心を引きつける魅力を発信しつづけ、地域市民一人ひとりがその魅力に賛同し、このまちへの愛着を持てるように導いていきます。まちづくりは青年会議所単独で成し得るものでもありません。そして今こそ、私達は地域市民から何が必要とされているのか、何が求められているのかというニーズを確りと見極め、運動展開を行わなければなりません。そうして、地域を豊かにしていくことが地域の活性化と郷土愛醸成につながると考えます。市民意識を変革し郷土愛を深めていく運動こそが、私達に課せられた使命なのです。

 

私達の活動エリアは、都市化が進む中で、緑豊かな自然も多く保有するといった、複合的要素を多分に持ち合わせたバランスの良い地域であります。このまちの特色を知り、このまちに魅力と誇りを持つことが、郷土愛醸成に繋がります。地域の資源の魅力を発信し、私達の責任ある行動と多くの市民の参画によって、この地域は確実に、魅力溢れるまちへと向上します。その実現に向けて、今一度、真剣に私達がおこなうべき運動の在り方を考え、この地域を次世代に繋げるための運動を見出し、地域市民と協働し、自らのまちは自らで創っていくという意識につなげます。

 

また、この地域で暮らす私達自身が、「このまちに住んでよかった」と自然に感じ、活き活きと活力溢れる必要があります。それは、私達がこの地域で過ごす時間を如何に明るい希望を持って過ごすのかということなのです。つまり、地域市民がそこに住む市民としてただ漠然と過ごすのではなく自らが率先して動き、地域での時間をどのように過ごすかを考えることが大切であると考えます。そして生活するには、人は一人では生きられず、お互いをお互いが支えあって生きています。その為、生活する上での最も身近なコミュニティーである家族を通じて、躍動感あふれる地域活性に努めます。

 

 

志高く成長し続ける人間力の研鑽

私達が未来に向けて力強く進化し続けるために今取り組まなければならない課題は、誇り高き人生観をもち、地域社会に必要とされる人材として修練を積み重ね成長していくことです。それが私達の青年会議所が行える運動の範囲を拡大し、より効果的な運動を行っていくことにつながります。そして現状に満足することなく、常に目標をしっかり見据えて行動していかなければなりません。目標をもって努力することで人の持つ無限の可能性を磨き、その自己研鑽は活力溢れる人材へと変化をもたらします。夢に向かい、それを達成するためには、必ずできるという前向きな思いとその情熱こそが大切な要素になります。

 

私達は地域のオピニオンリーダーとして能動的な行動を心掛け、大いに夢を語り高い志を持ちます。行動力溢れる組織を目指し、地域に必要とされる質の高い運動を行っていくためには、メンバー一人ひとりが使命感を持ち、今すぐ出来ることを率先して行っていかなければなりません。現在までに私達社団法人埼玉中央青年会議所が考え抜いてきた理想と、取り組んできた運動を受け継ぎながら多様なプログラムを実践し、更に力を入れて発展させつつ行動し続け、目標を完遂することが今こそ必要なことであると確信しています。

 

また私達青年会議所メンバーは、青年経済人でもあります。青年経済人として自らの企業経営を真剣に考え、ビジネススキルも兼ね備え自らの経営資質を高めて時代に即した経営感覚を身につける必要があります。その為に地域のオピニオンリーダーとして、このまちの発展には私達の企業も発展し経営資質を向上させることも私達が行わなければならない使命です。一人ひとりが経済人として成長し、既成概念に捕らわれることなく変革へ挑戦していくための運動を展開します。


率先して行動する強い絆の組織づくり

この地域で青年会議所運動を絶やさないためにも、会員の拡大は私達の永遠のテーマであります。そのためにも現在いるメンバーがまず良い体験をして、その感動を率先して発信していきます。そしてその感動の輪の広がりが、メンバーの拡大につながって行くと考えます。それが、新たな運動の輪、感動の輪、そしてメンバーの輪の広がりになって行くはずです。また、この地域での運動の成果を上げるためには、多くのメンバーの参加が重要な要素であります。しかし、拡大のための拡大ではいけません。内容の伴わない拡大は、単なる膨張であり、成長にはつながりません。当然のごとく私達の運動を地域に広め効果的な運動を発信するためには、目的と使命を共有した多くの仲間が必要なことは言うまでもありません。

 

そして、入会したメンバーに対しては、私達の運動の基礎となる青年会議所の運動の意義や意味を伝えるアカデミー研修を実施し、次代を担う大きな原動力となる人材の育成をしっかりと行い、共に切磋琢磨するための仲間づくりを率先して行います。個性豊かな魅力あるメンバーが、力を合わせて与えられた役割に目的意識を持って活動し、お互いに刺激しあい、その多くの価値観を共有しながら組織として進化していきます。

 

この地域に根ざした運動を行っていく為には、地域市民・各種団体・企業・行政・他青年会議所とのネットワークを構築し、更に強い繋がりを築くことも必要です。自ら発信する情報や運動の成果は、青年会議所に対する地域社会への認知度を高め、事業の検証や機能的な情報循環によって、間違いなく社会の好循環へとつながります。また情報や運動の成果を収集することも私達の運動の発展には大切な要素となります。メンバー自らが積極的に様々な機会で得たものをメンバー間で共有することも好循環の一つであります。この好循環こそが、私達の運動に広がりをもたせ、地域に必要とされる組織へと発展につながります。

 

「公の利益」になること、すなわち地域市民にとって良いこと、必要なこと「明るい豊かな社会の実現」を行うことこそが、真の青年会議所運動です。次代を見据え強固かつ柔軟な組織基盤の確立のために、さらなる責任と自覚を持って、組織を見つめ直し、進化させなければなりません。確かな計画性をもって、絶えず一つ先を見越した意識・行動を心がけ、事前準備を怠らず常に安定した運営を行います。単年度制で組織が変わることを踏まえ、スムーズに運動を引き継げるよう、これからの青年会議所運動の方向性にあった健全な組織運営を行います。


創立15周年を向かえ

過去の歴史や伝統を追い風に、発展し続ける社団法人埼玉中央青年会議所の5年先のビジョンを示します。公益性や今後の継続性を視野に入れて、地域市民に向けた事業を展開し、一人でも多くの地域の方々が感動できる最善の機会となる事業を行います。また、私達の活動への理解・協力を得ながら、一人でも多くの市民の皆様に賛同していただき、参画意識を持っていただくことも欠かせません。単なる内々の祭りごととしてではなく事業を通じて、参画への喜びを体感してもらい、青年会議所運動への理解と協力を得ながら、組織として運動の質を向上させていくことも我々に託された大きな役目となります。

 

 

感動発信

青年会議所活動では、普段では話すことのできない方や異業種のメンバー同士の交流など、数え上げれば切りが無いほど多くの体験することができ、自分自身のスキルを高める修練の場にもなります。また、そこには友情という青年会議所活動において、最も大切で何にも代えがたい財産となるものも培うことができます。最初は小さな一歩かもしれませんが、私達が共に歩んでいくことで自ら描いた夢を未来に現実のものとすることができるのです。

 

私達のまちに対して夢を描くことは、空想や幻想であってはなりません。人生において大切な20代30代を、青年会議所運動に取り組みながら自らの夢に向かって行動し、夢の一つひとつを達成していくことは何よりも価値あることと考えます。共に汗をかき、泥まみれになった経験は、自らの糧となり、今後の人生においてかけがえの無い財産となります。私達は、一人ひとりが未来を創造する青年です。自らが光を生み出す人間となり、誰かがやるのを待つのではなく、自ら率先して行動し、仲間と共感を持ち、積極的に行動することのできる存在にならなければなりません。

 

メンバー同士が同じ理想に燃え強い使命感を持ち、真にお互いを思いやり、本気の熱い議論を交わし合う、このような運動をしていく中で真の友情が芽生えるでしょう。スマートで格好だけの青年会議所運動ではなく、今一度原点に立ち返り、メンバーが共に手を携えながら大切な仲間と感動を共有できる充実した青年会議所運動を実践していきます。必ずやり遂げるという強い気概を持ち、着実に真剣に明るい豊かな社会の実現に挑戦し続けます。理想とするまちの実現に向け「感動発信」を基本理念に地域に対し感動溢れる運動を展開し、メンバーの行動、そして2010年度埼玉中央青年会議所全ての事業を通して感動発信を行います。

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