理事長所信

理事長

細野 雄太郎

2026年度 第31代 理事長

基本理念

One Team~違いを力に、未来をひらく~

基本方針

  1. 多様な価値が輝く持続可能な地域社会の実現
  2. 人材の可能性を引き出す成長循環の創出
  3. まちの物語を未来につなぐ郷土愛の醸成
  4. 挑戦を支える信頼ある組織運営の確立

はじめに

 埼玉中央青年会議所は、行政合併に先駆け1996年に大宮・浦和・上尾・与野の4つの青年会議所が解散後に新たに誕生し、2004年には岩槻も加わり現在の形となりました。地域の青年会議所が「市民が誇りに思える真の自立都市の実現」という旗を掲げ、一つになったこの歩みは、単なる組織統合ではなく、未来のためにそれぞれ異なる歴史や文化を認め合い、力に変える挑戦の始まりでした。

 その後、私たちは次代を担う人材の育成と地域に根差したまちづくりに取り組み、160万人を超える人々が暮らす、さいたま市、上尾市、伊奈町の可能性と向き合ってきました。そして2025年、埼玉中央青年会議所は、創立30周年記念事業として、第38回JCIアカデミー in SAITAMAを主管し、市民とともに世界各国から集まった青年たちと、価値観や文化の違いを超えた交流を実現し、多様な価値観が交わり対話が生まれる現場に立ち会う中で、調和と協働の力こそが未来を切り拓く鍵であることを実感しました。

 日本では今、急速な国際化と都市化の中で、外国人住民の増加やライフスタイルの複雑化など、異なる背景と価値観の違いに起因する摩擦が顕在化し始めており、この地域でもこの課題に対しての対応が求められています。

 JCIアカデミーを主管した私たちだからこそ、この変化をまちの発展の機会と捉え、単なる相互理解の促進に留まらず、これまでの枠組みにとらわれない調和と協働を実践する地域社会の実現に挑戦しなければなりません。

 私たちは、2026年度「One Team~違いを力に、未来をひらく~」という基本理念のもと、互いを尊重した調和と協働の可能性を地域に広く伝え、多くの人々がその意義を実感できるよう率先して取り組みます。そして、地域課題の解決に向けた大きな推進力となることで、誰もが希望を抱き、自分らしく輝ける地域の未来を切り拓いていきます。

多様な価値が輝く持続可能な地域社会の実現

 現代社会において、国籍、文化、年齢、性別、立場など、様々な価値観が広がりを見せる中、時としてその違いは障壁となることもありますが、私たちは異なる価値観を力とすべく、協働の姿勢を築きながら持続可能な地域社会へと発展させていかなければなりません。

 この地域では、多くの国際交流事業が行われていますが、学校や団体といった既存の枠組みを超えた連携や事業展開は、まだ十分に行われていないのが現状です。私たちは、JCIアカデミーを通じて培った地域の学校や団体、地元企業などとのつながりと、青年会議所が持つ国際的なネットワークを活かし、これまでにない多国籍・多文化の国際協働プログラムを展開していきます。参加者は国境と文化を越えた交流と協働を通じて、多様な価値観に触れ、異文化への理解と広い視野を獲得し、多文化が共存する時代にふさわしい感性と行動力を身につけていきます。

 また、異なる価値観を理解し合い、活かし合う社会を築くためには、自身の住まう地域がどのような歩みを経て今に至ったのかを市民が共有するだけでなく、その歴史を踏まえて、これからどのような地域を目指すのかを主体的に考えることも重要です。市町村合併について様々な意見がある中、さいたま市が誕生し、そして上尾市と伊奈町を合わせた2市1町が私たちの活動エリアとなりました。四半世紀が過ぎた今、当時の経緯や背景を知らない市民も増えています。行政に先駆け、4つの青年会議所の統合という挑戦を選んだ私たちは、未来を見据えて歩んでいくことができる力があります。これからの未来に向けて歩むために、過去を振り返り、市民がまちの未来について当事者意識を持って考える機会を創出します。

 こうした国際的な視点と地域の歴史への理解を組み合わせ、市民一人ひとりが多様性を力として受け止め、協働できる関係性を育んでいくことが、誰もが尊重され、希望をもって生きられる地域社会の実現につながります。

人材の可能性を引き出す成長循環の創出

 私は青年会議所の活動において、多くの仲間と挑戦していく中で、自身の新たな可能性が広がるのを感じました。特に2024年に開催した国際交流事業では、新たな連携の在り方を模索し、青年らしい柔軟な発想と情熱で挑戦しました。その結果、地域の若者たちに新たな学びと成長の機会を届けることができ、一人ひとりの挑戦が影響し合うという手応えを得ました。この経験から、誰もが可能性を引き出し、それを発揮できる環境を整え、若者の成長を後押しすることこそ、青年会議所が担うべき役割であると確信しています。

 地域の未来を切り開く新たな担い手を生み出すためには、まず、青少年に自らの可能性に気づいてもらい、自らの意思で行動することの大切さを認識してもらう必要があります。現在の学習指導要領では、探究的な学びや主体的・対話的で深い学びの重要性がうたわれてはいるものの、依然として知識の定着や教科学習に重きが置かれています。そのため、実社会との接点を持ち、自ら課題を発見し、解決に向けた活動を企画し、人に伝えるといった「実践力」を育む機会は限定的です。そこで、私たちは、青少年に正解のない問いに挑む姿勢、他者との協働、社会との接続を伴う学びの場を提供します。

 地域の未来を担う青年には、時代の変化や多様な価値観を受け止める柔軟さと、自らの意思で決断する強さが求められます。異なる価値観を受け入れ、変化を前向きに捉える柔軟さは、他者を思いやる心や、健やかな心身、そして自らの地域に対する誇りと責任感といった内面的な力に支えられています。一方で、自らの信念をもち、困難な状況においても一歩を踏み出す強さは、的確な判断力や対話力、そして物事を前に進めるためのリーダーシップとマネジメント力によって養われます。この「地域を想う心」と「実践する力」を育み、地域課題に向き合う姿勢と行動力を兼ね備えた幸せを波及できるリーダーを育成します。

 未来を担う会員の拡大は、数の拡充ではなく、私たちが運動の理念と価値の共感者を増やし、地域への貢献を最大化するために不可欠な取り組みです。私たちは、向上心や志をもつ青年たちと対話し、この組織がもつ意義と可能性を伝え、共感から生まれる新たな仲間の輪を広げます。そして、新たな仲間が、青年会議所の理念や行動様式を理解し、主体的に活動する中で、自らの強みを発揮し、成長を実感できる環境を整えます。仲間一人ひとりの挑戦と成長が波及することで、組織はさらに発展していきます。

 こうした一人ひとりの挑戦と成長が、次の挑戦を生み出す循環となり、その積み重ねが地域の未来を支える人材づくりにつながります。

まちの物語を未来につなぐ郷土愛の醸成

 私たちが暮らすこの地域には、祭りや伝統行事、史跡や風土など、代々受け継がれてきた豊かな歴史と文化が息づいています。子どもの頃に触れたそうした地域の営みは、家族との思い出や心躍る体験として記憶に残り、やがて地域への愛着の芽となっていきます。さらに、その文化や魅力に「つくる側」として関わることで、人はその背景にある意義や誇りに気づき、郷土への愛着と責任感が育まれるのです。

 人と人とのつながりが希薄になり、地域文化が日常から離れつつある現代において、未来を見据えた郷土愛の醸成には、私たち自身が地域の物語を次の世代とともに書き足していくことが欠かせません。市民とともに地域資源に新たな視点を加え、まちの物語に今の時代にふさわしい意味と魅力を吹き込む事業を展開します。こうした試みを通じて、市民が主体的に地域に関わり、誇りと愛着を育みます。

 また、地域には歴史や文化など多くの魅力がありますが、それらが十分に伝わっているとは言えず、地域の内外での認知はまだ限られています。私たちは、こうした魅力を発信し、観光・ビジネス・交流を目的に訪れる人とのつながりを通じて、より多くの人に地域の魅力を知ってもらい、共感や愛着を育むまちを創造していきます。単なる周知に留まらず、地域の魅力が人々の心に届き、継続的な関心と関わりを生む発信を行います。

 市民と青年会議所が、まちの物語の登場人物として過去と未来をつなぎ、郷土への愛着心を育みながら、このまちを日本が誇る地域へ発展させていきます。

挑戦を支える信頼ある組織運営の確立

 青年会議所が地域に貢献し、組織内外から信頼される存在であり続けるためには、理念に基づいた運営体制を基盤とし、社会や地域の変化を柔軟に捉え、意思決定の質とその実行力を高める必要があります。中でも重要なのが、青年会議所ならではの質の高い議案構築と会議運営です。総会や理事会など厳格な形式に則った会議は、単なる手続きではなく、運動の意義と目的を明確にし、対話を重ね議論を深め、多様な視点を尊重しながら合意形成を目指す場です。議案については、定款や諸規定に適合しているか、目的・予算・効果が整合しているかを厳正に審査し、運動効果の最大化を目指します。万全な事前準備で円滑な進行へとつなげ、会議の目的と意義を明確に共有することで、参加者が議論の本質を的確に捉え、意思決定に対する責任感を育んでいきます。こうした積み重ねが会議の質を高め、事業の透明性と正当性を確保し、運動を展開する基盤となります。

 私たちは、青年会議所の理念と運動の意義を正しく伝え、行政や各種団体、市民との継続的かつ良好な関係構築を通じて、運動に対する共感と信頼を広げていきます。情報を発信する際は、目的や対象を明確にし、伝え方にも工夫を凝らし、青年会議所の想いや取り組みをより効果的に地域に届けていきます。さらに、JCIや公益社団法人日本青年会議所の各種大会や出向の機会を活かし、メンバーが得た学びや経験を組織の成長へ還元します。これらの活動は、青年会議所が地域の中で果たす役割を再認識し、自らを高めるための契機となります。こうした内外とのつながりを築き、対話と協働を重ねることで、地域とともに歩む青年会議所の姿勢をより力強く示していきます。

 こうした共感と信頼に基づいた組織運営の積み重ねが、地域に根ざした青年の挑戦を支え、持続的な運動の推進につながっていきます。

挑戦を支える信頼ある組織運営の確立

 青年会議所が地域に貢献し、組織内外から信頼される存在であり続けるためには、理念に基づいた運営体制を基盤とし、社会や地域の変化を柔軟に捉え、意思決定の質とその実行力を高める必要があります。中でも重要なのが、青年会議所ならではの質の高い議案構築と会議運営です。総会や理事会など厳格な形式に則った会議は、単なる手続きではなく、運動の意義と目的を明確にし、対話を重ね議論を深め、多様な視点を尊重しながら合意形成を目指す場です。議案については、定款や諸規定に適合しているか、目的・予算・効果が整合しているかを厳正に審査し、運動効果の最大化を目指します。万全な事前準備で円滑な進行へとつなげ、会議の目的と意義を明確に共有することで、参加者が議論の本質を的確に捉え、意思決定に対する責任感を育んでいきます。こうした積み重ねが会議の質を高め、事業の透明性と正当性を確保し、運動を展開する基盤となります。

 私たちは、青年会議所の理念と運動の意義を正しく伝え、行政や各種団体、市民との継続的かつ良好な関係構築を通じて、運動に対する共感と信頼を広げていきます。情報を発信する際は、目的や対象を明確にし、伝え方にも工夫を凝らし、青年会議所の想いや取り組みをより効果的に地域に届けていきます。さらに、JCIや公益社団法人日本青年会議所の各種大会や出向の機会を活かし、メンバーが得た学びや経験を組織の成長へ還元します。これらの活動は、青年会議所が地域の中で果たす役割を再認識し、自らを高めるための契機となります。こうした内外とのつながりを築き、対話と協働を重ねることで、地域とともに歩む青年会議所の姿勢をより力強く示していきます。

 こうした共感と信頼に基づいた組織運営の積み重ねが、地域に根ざした青年の挑戦を支え、持続的な運動の推進につながっていきます。

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2026.01.01

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