理事長のひとこと

「国際の機会」

私たちの所属する団体は「Junior Chamber International」です。JCIは国際的な組織として、あらゆる国籍、民族、宗教、性別の枠を超え、130を超える国と地域の青年によって構成され運動が展開されております。私たちは青年会議所会員ですから、国際組織の一員でもあるわけです。去る6月17日からASPAC(Asia Pacific Conference)に参加するため、韓国は済州島に行ってまいりました。各国のJCメンバーや大会の規模等、自身の所属している組織が改めて国際的な組織である事に気づかされます。
 
青年会議所は「機会が提供される」場です。しかし、ただ目的もなく何も考えることもせずに所属または参加するだけであるならば、その行為は時間とお金をかけるだけとなり、無意味なものとなります。
 
自身の成長とは、今まで見えなかったことが見える、知らなかったことを知ることです。そして以前と違った世界観を感じた時も成長だと言えます。そのためには、自分にできそうな事だけを選択しても、今以上の自分には決してなれません。様々な事柄から学びを得るのか得ないのかは、自信の「気づき」であり、決して誰かに与えてもらうものではありません。言い方を変えれば、青年会議所が自身を成長させてくれるのではなく、青年会議所を使い、自身の意思によって自らを成長させていくのです。
 
機会の提供が用意されている青年会議所を手法と捉え、何事にも果敢に挑戦してみることが大切です。自身が経験したこと以外、誰かに語ることもできなければ、自身の糧になることもありません。
前回参加できなかった事業や例会などがあるならば、次回は参加する事から始めてみましょう。一つひとつの経験が、自身を大きく成長させてくれる事になるでしょう。