「単年度制の組織と与えられる役職の考え方について」
青年会議所は単年度制を採用しており、一年で任期が終了いたします。従って、私の理事長としての職責も残すところ1か月となりました。
私は入会をしてから9年間、様々な役職を経験させていただきました。声をかけていただくという事は、私に対する「期待」があるからであり、大変ありがたい事です。また、「頼まれ事」は「試され事」として挑戦する機会を与えていただいたと、前向きに考えるようにしております。
よく単年度制である青年会議所では、与えられた役職を「演じる」という表現を耳にしますが、私は少し違う考え方をもっております。
大事なのは与えられた役職について真剣に向き合い、考えることです。従って、役を演じ上手に職責を全うできるかが大事なのではなく、その役職について真剣に向き合い、考え、自分なりにその職責を理解した上で精一杯邁進できるのか?が重要なのだと思います。
また職務遂行について第三者に評価をしてもらうものでもありません。青年会議所は飽くまで自己成長の場であることから、自問自答を繰り返し、職務について向き合い続け、様々な気付きを得られるアンテナを持ち続けながら、成長の機会を逃さないことこそが重要なのです。
皆さんも様々な立場で、いつの日か声をかけられたときには、是非その職責を演じられるのか?ではなく、真剣に向き合うことができるのか?を大切にしてください。
青年会議所に入会した時点ですでに自身の置かれた状況と真剣に向き合うことで、入会を決断できたわけですから、さほど難しいことではないと思います。大切なのは挑戦するために物事、前向きに考えることがなによりも重要だと思います。
残り1か月。自問自答を繰り返し最後の最後まで走り続けてまいります。